豆知識

衣類の上手な保管方法

こんにちは

松本、安曇野、大町、塩尻、岡谷、諏訪、伊那、飯田に28店舗を展開しております、クリーニング館です。

大切にしまっていた衣類が虫に食われていたり

カビが発生していた経験はございますか?

今回は、大切な衣類をそんなトラブルから守る

上手な保管方法のコツを伝授します!

虫食いをおこす原因は衣類に残留している食べこぼしや皮脂汚れです。

それらの汚れは虫にとっては味のついた美味しい食べ物になりますので、その箇所から虫食いは起こりやすくなります。

人の体から出る皮脂汚れや食べ物の油などの油性の汚れ

取れにくい汚れのため(食器を洗う際にもべったり油汚れは落ちにくいですよね)

残留しやすく、着用後に洗濯をしていない衣類は虫たちのご馳走になってしまいます。

なかでも、虫が好む衣類はウール製品などの動物繊維です。

さらに、その中でも肌触りの良いとされる柔らかい素材の「カシミヤ」「アンゴラ」「シルク」等は動物性繊維の中でも

、虫にとっては柔らかく食べやすい素材になってしまいます。

つまり、高級素材ほどよく食べられてしまう原因は、こういうことだったのですね。

虫食いの予防

○洗濯

衣類の汚れをしっかりと除去してから収納することが基本です。

(着用前に洗濯をする方もいらっしゃいますが、衣類を長持ちさせるには、収納前に洗濯をすることをお勧めします。)

油性の汚れにはドライクリーニング(家庭用洗濯機のドライコースとは全く違うもの)

タンパク質の汚れには、アルカリ性の洗剤によるウエットクリーニング(水で洗う)

 

○収納

虫は湿度の高い場所を好みます。

洋服を収納する際は適度な間隔を開けて収納するのが良い。服と服の間に腕一本が入る程度を目安にして下さい。

除湿剤などを置くのも有効。湿気は上から下へ移動するので、除湿剤は下の方に置く方がより効果的です。

虫は高温を嫌います。天気の良い日は天日干しするだけでも虫の卵などを除去できます。

虫の嫌う成分を出す防虫剤なども有効です。防虫剤の場合は成分が上から下に落ちるので

上の方に置くのがオススメです。

湿気がこもるとカビの原因になるので、クリーニングから仕上がってきた際に包装されているビニールのカバーは湿気がこもりやすく、保管の仕方によってはカビが発生してしまう可能性がありますので、ビニールのカバーは外して保管してください。

ただし当店のハイクラスコースのカバーは不織布といって、そのまま保管できる通気性のよい包装になっているのでそのまましまっていただけます。

保管中の変色の原因

日光から出ている紫外線。

またあまり知られてはいませんが、紫外線は日光からだけでなく、エアコンや蛍光灯からも出ています。

日光だけではなくそれらに長期で当たらないように保管しましょう。

石油ファンヒーターなどからは酸化窒素化合物が含まれているガスが発生してしまいます。それが洋服の染料と反応して洋服の色が変わってしまう素材もありますので注意してください。

冬の時期は洗濯物が乾きずらく石油ファンヒーターなどの近くで乾燥させる事があると思いますが、色物のお洋服は気を付けましょう。一度変色してしまったお洋服は元に戻すことが大変難しいのです。

以上クリーニング館の衣類を上手に保管、収納する方法でした!

 

 

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