長持ちする洋服を選ぶという事
こんにちは
松本、安曇野、大町、塩尻、岡谷、諏訪、伊那、飯田に28店舗を展開しております、クリーニング館です。
外出自粛で、家の掃除をされた方が多いと思います。
家が綺麗になる事は、気持ちが良いことですね。
ただ、それにより要らなくなった衣類が大量に捨てられているニュースを最近よく目にします。
その中にもまだ着られる服もあったのかと思うと環境のことなど色々考えさせられます。
私はなるべくゴミが出ないような生活を心がけるために
洋服を購入する際「10年後も着られるか?」とゆう基準を一つの選択肢としています。
流行り廃りのない、飽きのこないデザインということや、
長持ちする素材で出来ているのかもクリーニング屋の視点で確認します。
デザインが良かったとしても、合成皮革や、ポリウレタンなどの素材は
製造(購入時からではない)から2〜3年で、ひび割れ、硬化、べとつきといった劣化が始まり、10年は持たない素材です。
その他にもボンディング加工がされているものは、1枚の生地のように見えますが
裏地と表地を接着剤で貼り合わせてあります。
接着剤は永久的ではないので2〜3年で徐々に劣化が始まり、接着剤の溶けたあとが表面に
黒ずみとなって現れたり、所々水ぶくれのようにボコボコになります。
シームレスの商品は縫い目が無いので保温性に優れていますが、ボンディング加工と同じく
針を通さない代わりにシール圧着されているので、圧着部分がはがれやすく耐久性が劣ります。
プリーツ加工品も、永久的ではないので徐々に伸びていきます。
このようなことは、洋服に付いている品質表示タグに記入されていますので
購入する際、確認するか、お店の方と相談する事をオススメ致します。
そして、お気に入りの洋服を長く着る為に定期的なメンテナンスも大切です。
汗や汚れをそのまま放置してしまうと、黄ばみや変色、虫食い、カビの発生の原因になります。
ご家庭で洗えるか洗えないか分からないもの(洋服は勿論、靴、バック、布団、ぬいぐるみ、枕など)
は、ご相談くださいませ。
そんなことを言いつつ私が一番長く着ている洋服は8年でまだ10年には達していません。
ただ比較的新しい洋服と比べると思い出が詰まっていて、これからも大切にしようと思います。
そんな風に洋服と一緒に思い出も作れる生活が良いですね。